以前使っていた Mac の Stickies にいろいろとメモが残っていたのでデータを取り出したい。
Mac 自体はHDDが壊れてしまって起動しないがユーザのホームのバックアップは取ってあるという状態なので、Stickies.app を起動して中身を以降する事ができない。
保存ファイルからデータを以降する必要がある。
データの保存先を探してみると ~/Library
の直下に
StickiesDatabase
というバイナリファイルが見つかった。
Xcode で開いて Open As > Hex でバイナリファイルの中身を見てみる。
..streamtyped.....@....NSMutableArray. ...NSArray....NSObject....i......Docum ent.......NSMutableData....NSData....X ...[600c]rtfd................TXT.rtf..
これ以降に続く中身の文字列から察するにこれが Stickies の保存データらしい。
保存形式はどうやら Objective-C のオブジェクトのアーカイブで、リッチテキスト形式のデータを含んでいるっぽい。
試しにゲストアカウントの ~/Library に StickiesDatabase を移動して Stickies.app を起動したらメモが全部復活した。
もし今の作業環境で既に Stickies を使っている場合は完全に保存データの差し替えになってしまうがとりあえずデータの復活はできる。
データの差し替えをしたくないという場合は、メニューの ファイル > テキストを書き出す...
で1つずつメモを書き出して新しい環境で読み込みを行う。
要するに手動でマージするという事になる。